金沢プライドウィーク2022 🏳️‍🌈

私はパレードには初参加でした!初めて参加したパレード、とても楽しく、安心できる場所でした。
なぜ安心感を感じられたのか?
それは、そこでは、誰もが、一人ひとりのことを、男性、女性etc…ではなく、1人の人間としてみているから。誰も私の振る舞いについて色眼鏡をかけて見る人がいないという信頼がありました。誰も私を非難する人はいないって。私が何者か伝えても伝えなくても素の自分を出しても誰も気にしないんだって。別に私は今までいじめられてきたわけではありません。しかし、私は自分の行動を人一倍ジェンダーバイアスに気をつけて生きてきた気がします。例えばこんな感じです。私は男性の身体で生まれてきたのですが、小学生の頃に「僕」という男性的な一人称に拒否感を覚えた一方、「私」は女性感があり、周りから変な目で見られるかも、と思ったので、使えるようになったのは高校に入ってからでした。最近でも一時停止して考えてしまうのは、日焼け止めです。しかし、このパレードの時は堂々と塗ることができました。
一方で、パレード参加者の中でも、ジェンダーバイアスは完全に消え去ったわけではないということも確かだと思います。私やそのあとに来た人に向かって、男性はその辺で着替えられるけど、女性が着替えられる場所はないな…、と言った人がいたことです。性別に関わらず、着替え中に見て欲しくない人は多いと思います。特に、レインボープライドでは、様々な背景を抱えた人々が集まります。もう少し考えて欲しかったなと思います。
さて、私自身、パレードで疑問を持ったのは、なぜフロート上に乗って踊っている人はドラァグクイーンの方だけなのか、ということです。これは、金沢に限らず、全国で見られる傾向でもあります。調べてみました。(注:はっきりと書かれている資料はなかったので、ここから先は私の想像も入ります。)ゲイバーに不法に入り警察が捜査を行ったストーンウォール事件を受けてゲイ解放を訴えるデモ行進が行われました。ドラァグクイーンは、元々ゲイの文化でした。さらに、女性に見える人物(レズビアンかもしれないし、ドラァグクイーンかもしれない)が先陣を切って警察に物を投げたそうです。これが起源なのではないかな、と思っています。今後は、この伝統を敬意を持って受け継ぎつつ、もっと多様な人々がフロート上でパフォーマンスできたらいいのではないでしょうか。
色々書きましたが、一言でまとめると、安心できる、とても楽しい場でした。この時始めて会った方々と仲良くなり、NHKのレインボーのどーもくんとみんなで写真を撮ったり、昼食を一緒に買って食べたりしました。SNSを交換した方もいます。
このレインボープライドが来年も続き、いつかいらなくなる(そうなっても、過去の過ちを繰り返さない決意をもって、多様性を確認し、喜びあうイベントとして残っていてほしい)ことを願います。こんな素晴らしいイベントを運営してくださった運営団体の方々、当日ボランティアの仲間、すべての参加者の方々に感謝を込めて、筆(スマホ?指?キーボード?)を置きます。
お読みいただき、ありがとうございました。

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